
普段の会話を心がけよう!
初心者の社内報担当者で最も苦手だと思うのが「インタビュー」ではないでしょうか?こちらの質問に対して、「ん?」という表情とともに相手が無反応……数秒の沈黙がものすごく長く感じます。今回はインタビューのコツについて、お伝えします。
秘伝1 インタビューはインタビューではないと思うべし!
「インタビュー」を意識するとかしこまってしまい、相手も身構えてしまいます。インタビューはそもそも相手からいろいろな話しを聞き出したいから行われるのですが、身構えられてしまっては元も子もありません。
では、どうしたらいいか。答えは簡単。「普段どおりの会話」を心がけたらいいのです。普段の会話の中でも、相槌を打ったり、疑問に思うことはすぐに聞いたりしますよね。インタビューも同じです。
秘伝2 「イエス・ノー」で答えられる質問は厳禁!
相手がインタビューに慣れていないと、こちらが何を聞きたいか意図が見えずに短い会話で終わってしまうことがあります。そんなインタビューは正直、青ざめます。
そういう人には、「イエス・ノー」で答えられるような質問はしないことです。「どのように感じましたか?」「なぜそのような行動をとられたのですか?」、「どうしてそう思われたんでしょうか?」というような質問をしてみましょう。
秘伝3 録音機器には頼らない
インタビューの必需品はICレコーダー…と思われる方も多いかと思います。機械が録音しているという安心感でインタビューも盛り上がって…しかし、最も忘れてはいけないのは「ペンとメモ」です。なぜでしょうか?
答えは簡単です。「録音できていなかったらどうしますか?」…「スイッチを押し忘れた」、「電池がなかった」、「容量がなかった」など冗談のようなことを経験されている方も多いかと思います。
機械を使うのは非常に安心できますが、そこに頼り切ってはいけません。必ずメモとペンを使い、記録していきましょう。
また、メモとペンがあれば、インタビューの内容だけではなく、相手の表情や資料の様子などの周辺情報も記録できます。これは機械ではできませんよね。
秘伝4 相槌や返事は絶対!
相槌や返事は絶対にしてください。無反応であったら相手は(この人、分かっているのかな)と思い、話しを止めてしまうかもしれません。相手が話しやすい雰囲気に持っていくのも、大切なインタビュアーの心得です。
秘伝5 質問事項は無視してもいい。
事前に質問事項を用意して、取材をされるパターンもありますが、質問事項通りにやっても、必ずしも良い原稿が生まれるとは限りません。ちょっとテクニックは必要ですが、インタビュー中に引っかかったキーワードを元に、話を膨らませてみてもいいでしょう。
ただし、事前に「質問状とは異なる質問させていただきます」ということは予め伝えておきましょう。
秘伝6 疑問はその場で解消を
インタビュー中、専門用語が登場し、訳がわからないことも起こるでしょう。そこは笑顔でごまかすのではなく、「今の言葉、分からないので教えていただけませんか?」と疑問をその場で解消し、新たなインタビューを続けましょう。原稿化する際、理解が深まっている状態で書いた方が絶対にいい原稿が書けます。
秘伝7 事前準備はしっかりと!
インタビューをする際、インタビューを受けてもらえる社員のことやインタビューに関する事前情報をしっかりと頭に入れ、準備しておきましょう。意外とこれを忘れていて、インタビュー時にトンチンカンなことを訊ねている人もいます。
この自信のなさが、もしかするとインタビューの自信のなさにもつながってしまうことも考えられます。
インタビューがうまくいけば、原稿もうまく書ける!
昔から「インタビューがうまくいけば、原稿も完璧に書ける」と言われるように、インタビューを円滑に行うことは、全ての基礎と言われています。
しかし、インタビューと言えども、人と人の会話が基礎です。「この人になら話しても大丈夫!」と思ってもらえるような雰囲気を作ることが最も重要です。
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